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An extremely personal murmur of Cliff

木曜日, 11月 13, 2003

逆縁
 兄貴の仕事の手伝いで、福住のあるお宅に出向く。 昨日の雪で部屋に雫が滴り落ちてきたということで、それを調べに伺った。 崖♂はこういった事はマッタクといっていいぐらいわからないので、自分の車で待っていたら、家でお茶でもということになり、お邪魔することに。 家に入ると床の間に立派な仏壇と花やお菓子が沢山お供えされた経机があり、その奥で若い娘さんの遺影が微笑んでいる。 何とも昨年6月に癌で亡くなられた、この家の娘さんということである。 このお宅の奥さんが娘さんの話をしてくれたが、享年29歳といういたましい命・・・ いまだに吹っ切れない娘さんの死を時々涙ぐみながら話される姿は「逆縁」の悲しさ、悔しさがひしひしと伝わってくる。「もう財を残しても継いでくれるものがいないから・・・」と悲観的に話された。

崖♂この奥さんに生意気にも「何か生甲斐が見つかるといいですね・・・」と話した。 
それというのも今年知り合った「四捨吾入」のご主人も息子さんを亡くされた「逆縁」を体験された(体験とは語弊があるのですが・・・)ご夫婦。 まだまだ吹っ切れてはいないのでしょうが、そういったことを感じさせないお二人のことを一寸だけ話して「お蕎麦が好きでしたら行ってみて下さい!!」と話したところ、今は亡き娘さんもお蕎麦が好きで、そば打ちにも興味があるとのことだった。 「四捨吾入」をダシに使ったわけではないが、こういった境遇を分かち合って、そこから新しい出会いがあればと思い、つい話してしまった。

 この「逆縁」といえば自分は今のところそれに当たるわけではないが、母方の祖父母はこの最たるものであった。 というのも長男を戦争で亡くし、次男は火事で焼死、崖♂の母は36歳でこの世を去った。 祖父母にとっては5人の子供のうち3人が「逆縁」となったのである。 とくに崖♂の母が亡くなったときの落胆は想像を絶するものがあったのを子供ながらに覚えている。
こんなことを書いているうちになんとなく娘に会いたくなる自分がそこにいる・・・

 

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